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言語聴覚士の一般病院での仕事内容

言語聴覚士さんの仕事内容
一般病院

言語聴覚士の多くは医療機関に勤務していますが、リハビリテーションを集中して行う専門病院以外にも、言語聴覚士が在籍している病院やクリニックがあります。

たとえば急性期病院は、急激に発症した重症の患者さんに対して、24時間体制で医療を提供する病院です。急性期病院といっても、脳外科や内科、小児科、耳鼻科など複数の診療科がある病院もあれば、脳外科等の専門病院もあります。また、地域に根差した耳鼻科や小児科といったクリニックにも、言語聴覚士が在籍していることがあります。

もくじ

仕事内容

急性期病院での言語聴覚士の対象の患者さんは、脳神経外科のほか、内科や整形外科、小児科など多岐に渡る診療科から依頼されます。

リハビリテーションは発症の早期から始まることも少なくはなく、言語聴覚士も患者さんの状態に注意をしながら言語療法や摂食・嚥下療法を行っていきます。全身管理がまだまだ必要な状態の中、ベッドサイドで実施することもあるため、患者さんの状態については医師や看護師、理学療法士や作業療法士など多職種との情報共有は必須です。

安静度や患者さんの覚醒の様子に合わせて、徐々に評価を進め、言語療法プログラムを実施していきます。また、全身状態が落ち着き継続したリハビリテーションが必要と判断されれば、リハビリテーション専門病院に転院することが多くあります。そのため、患者さんの入り変わりは速く、リハビリテーション専門病院への情報提供書の作成も多くなるでしょう。

一方、地域のクリニックで勤務する言語聴覚士もいます。たとえば小児科では、お子さんの発達が気になる、発音が不明瞭、吃音があるなどの相談に対して、本人への言語療法だけではなく、保護者の相談にも対応しています。またクリニックへの要請に応じて市町村の発達相談に関わっている人もいます。

お子さんに関わるアプローチは多岐に渡り、なかなか言語聴覚士だけでは対応しきれないところも多いため、家族や学校、福祉など地域全体での連携をとっていく必要があります。

1日のスケジュール

急性期病院の1日

8:30 朝礼、掃除、スケジュールの確認など。
9:00 リハビリテーション開始。状態が落ち着いた方は言語療法室で行うこともありますが、病棟で行うことも少なくはありません。カルテをチェックし、医師や看護師からの情報収集が必須となります。
12:00 患者さんの昼食時間に合わせて、摂食・嚥下機能へのアプローチが必要な方のところへ。
13:00 昼休憩
14:00 午後のリハビリテーション開始。午前と大きくは変わりません。
16:30 カルテ記入や言語療法室の掃除など。
17:00終業後 患者さんの状態が不安定である場合など、夕食の様子も確認に行くことがあります。忙しい時期は転院のための情報提供書の作成などを行うこともあるでしょう。

クリニック(小児科の場合)

8:30 朝礼、スケジュールの確認など
9:00 午前の言語療法開始。外来で予約制の患者さんに対応します。患者さん本人へのアプローチだけではなく、保護者への指導に時間を費やすこともあります。
12:00 昼休憩。休憩がやや長めの傾向があるため、カルテ記入やスタッフ間の情報共有を行うこともあります。
14:00 午後の言語療法開始。午前と大きくは変わりません。患者さんの来院の合間や修了後に、カルテ記入や言語療法室の掃除などを行います。
18:00 終業。クリニックは終業時刻が遅めの傾向があります。

ワークライフバランス

急性期病院の忙しさは患者さんの多さにも左右をされ、勤務時間内だけではカルテ記入や転院のための情報提供書が間に合わないこともあります。また、医師や看護師とのカンファレンスや勉強会などの設定時間は病院にもよります。また、急性期病院は重症の患者さんが多く、常に緊張感を求められる職場です。オンオフの切り替えが上手にできると良いでしょう。

クリニックは、日曜や祝日の休診と、平日に固定で1日もしくは半日の休診日が設けられているところが多くあります。スタッフが少ないところも多く、医師や看護師ら他のスタッフとの関係は近いでしょう。

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言語聴覚士の仕事内容