理学療法士の児童福祉施設・身体障害者施設での仕事内容
児童福祉施設
身体障害者施設
児童福祉施設や身体障害者施設に勤務する理学療法士の数は比較的少数といえます。しかし、生まれながらにして障害をもって生まれた子供やその両親にとって、少しでも生活レベルを向上させたり、社会参加を促したりするためになくてはならない分野として確立しています。児童福祉施設では成長の発達過程をもとにしたアプローチ方法で身体・精神機能に働きかけたり、身体障害者施設では社会参加や社会復帰のための職業リハビリテーションなどが提供されます。
今回は、児童福祉施設や身体障害者施設で働く理学療法士の仕事内容やスケジュールなどについてご紹介していきます。
仕事内容
児童福祉施設では基本的に通所でのリハビリ利用が多くなっています。施設内の一角にリハビリ室が設けられていて、そこに親と子供がやってきてリハビリを受けます。リハビリスタッフは多くても2~3人という施設が多く、ひとり職場も珍しくありません。
施設でのリハビリの最大の目的は「できる限り正常な発達過程をたどって機能面を維持・向上させること」にあります。人間が生まれてから首が座り、寝返りができるようになり、お座りできるようになり…という当たり前の過程には、それぞれ原始的な反射や反応が大きく関与しています。その反射や反応を利用したアプローチ方法で、少しでも随意的な運動を引き出せるようにしたり、動作ができるように介入していきます。リハビリの頻度は週に1回程度と少ないため、家族へ家でもできるリハビリ方法について指導もします。また福祉用具の選定・調整や、日常動作の介助方法を伝達することも重要です。家族は障害をもった子供を産んだということに対して、悩みや不安を抱えていることも少なくありません。単に機能面でのリハビリを提供するだけでなく、そういった精神的な支えになる役割も担っています。
身体障害者施設では入所者・通所者のそれぞれのニーズに合わせたリハビリ提供が必要となります。たとえば入所者の第一目標は自宅復帰であることが多いでしょうから、機能面への運動療法や基本動作の練習などを主に行います。
一方、通所施設ではある程度日常動作が自立している利用者も多く、社会参加や職業復帰などより高い目標をもつ方が多くいます。障害とうまく付き合いながら社会復帰していけるように応用動作練習や、職業訓練などを行います。
一日のスケジュール
| 08:30始業 | 朝のミーティングを行います。リハビリ職員だけでなく、保育士や介助スタッフなど施設内のスタッフ全員で行う施設が多いです。連絡事項や委員会の報告、利用児童の確認などを行います。 |
|---|---|
| 09:00 | 午前中のリハビリ業務を開始します。児童福祉施設ではリハビリに両親も参加してもらい、実際にアプローチ方法の指導を行うこともあります。子供が飽きず、楽しめるようにおもちゃなどを使いながらリハビリを続けます。身体障害者施設でも入所・通所利用者それぞれのニーズに合わせリハビリ提供を行います。 |
| 12:00 | お昼休憩です。施設内の保育室を利用している児童や身体障害者施設利用者で食事動作や姿勢に問題がある場合は、実際にお昼ご飯の時間に訪問して評価・調整を行うこともあります。 |
| 13:00 | 午後のリハビリ業務を行います。基本的には午前中と変わりません。 |
| 17:00終業 | リハビリ業務が終わったスタッフからリハビリ室内の清掃を行います。また、利用者ごとに行ったリハビリ内容の記録付けを行います。 |
ワークライフバランス
ひとりか少人数の職場が多く、新人も少ないため勉強会などアフター5のイベントは少ない施設が多いようです。他スタッフとの連絡報告くらいなので、終業までに業務を終えられて残業は比較的少ない傾向にあるといえます。ただし少人数ゆえ、長期休暇などは取りづらい環境ともいえます。
対象となる主な疾患
児童福祉施設では脳性麻痺、二分脊椎症などの先天性の病気による障害を抱えた子供が主な対象となります。身体障害者施設では先天的な障害をもつ方だけでなく、交通事故などで脊髄損傷を受傷されたり、若年性の脳血管障害などで障害をもたれた方が主な対象となります。
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