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運動療法について

理学療法士さんが行う
運動療法

理学療法の治療法の中にはさまざまなアプローチ方法がありますが、その中でも最も活用頻度が高く、どの施設でも一般的に行われている治療法のひとつが運動療法です。運動療法とは、身体の運動を他動的・もしくは自動的に行うことで身体機能の維持や改善、疼痛などの症状の軽減を図るための手技を指します。

運動療法とひとまとめに言っても、その方法や考え方はさまざまです。その膨大なアプローチ方法の中から、理学療法士は対象者の疾患や障害に対して最適なものを選び、治療を行っていきます。

運動療法は大学や専門学校などの教育機関でも基礎的なものは学べますが、臨床現場に出るとそのときの知識や技術だけでは対処しきれないという場面にも多数遭遇するものです。よって、国家資格取得後にも生涯学習としてさまざまな研修会に参加し、手技や知識を習得している理学療法士が多くなっています。今回は、運動療法の目的や方法、適用できる疾患について詳しくご紹介していきます。

運動療法の目的

運動療法の目的は、対象者の疾患や障害の種類、時期によって細かく変わってきます。しかしどの対象にも共通している点としては、「運動要素のある治療を通して身体機能面に働きかけ、疾患や障害の症状の改善を図る」ことです。

たとえば事故によって骨折した患者さんに対して運動療法を行うときを想定しましょう。骨折受傷直後で手術前から行う場合の運動療法の目的は「骨折部に負担をかけない範囲で循環機能を維持し、そのほかの身体部位の筋力低下を防ぐこと」となります。無事手術が終わって受傷部に対しても治療ができるようになったら「手術部分周囲の疼痛軽減と筋力・関節可動域の再獲得」といった目的へと変わっていくわけです。

運動療法が適用できる疾患

理学療法の対象となる疾患のほとんどに運動療法が適用できるといっても過言ではありません。以下に主な疾患名を挙げていきます。

脳血管障害

脳出血や脳梗塞、くも膜下出血などの患者さんが対象となります。高齢者の割合が多いですが、くも膜下出血は30-50代と比較的若年の患者が多いのも特徴です。

脳出血や脳梗塞などによって身体に麻痺が生じた場合、自分の思い通りに身体を動かせなくなってしまうことがあります。また麻痺が生じるとどうしても筋肉や関節が固くなりすぎたり、逆に筋肉が弛緩して関節周囲の組織に負担がかかりやすくなったりというトラブルが生じてしまいます。その際は運動療法によって筋肉をほぐすなど身体を動かしやすいコンディションにし、再び動かしやすいように整えていく、動かす練習をしていきます。

整形外科疾患

高齢者では骨折が対象となることが多くなっています。そのほか腰痛症、脊柱管狭窄症、各種ヘルニア、肩関節周囲炎、各種スポーツ障害などが対象となります。

循環器系疾患

心不全や心筋梗塞の患者さんで、全身状態がいったん落ち着いた方が対象となります。年齢層は50代―90代と幅広く、生活習慣病を有する方に多いのが特徴です。

呼吸器系疾患

慢性閉塞性肺疾患、肺気腫、慢性気管支炎などの患者さんが対象となります。

代謝系疾患

肥満症のほか、糖尿病などの腎障害の方が多くなっています。

がん疾患

各種がんにより入院の長期化が想定される患者さんに対して、筋力低下といった廃用症候群の予防目的で運動療法を行うこともあります。

認知症

運動によって脳細胞が活性化され、認知機能の維持・改善に効果があるという考えがあります。

運動療法の具体的な方法

運動療法には前述したとおりさまざまな手技・方法がありますが、基本的なものは以下の通りです。

関節可動域訓練

関節の動きが悪くなっているところに対して、解剖学的な構造をもとに動かしていって関節の可動範囲や動きの滑らかさを改善し、自発的な運動を促していきます。血液やリンパ液などの循環系の改善に利用されることもあります。

ストレッチ

炎症や不動期間の長期化(廃用症候群)により動かしにくくなった筋肉・神経の滑走に対して柔軟性を改善するための運動です。理学療法士が他動的に行うこともありますし、セルフストレッチの指導を行うこともあります。

筋力増強運動

加齢や廃用症候群、炎症反応などにより筋力が低下した筋肉に対して徒手抵抗や自重、もしくは重錘などのリハビリ機器を利用して筋力の再獲得を図ります。

持久性運動

筋力だけでなく、心肺機能まで含めた持久性の改善を図ります。低負荷で高頻度の運動が推奨され、エルゴメーターやトレッドミルといったリハビリ機器が活用されます。

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