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作業療法士の身体障害者関連施設での仕事内容

作業療法士さんの仕事内容
身体障害者関連施設

身体障害者領域の関連施設は、身体障害者療護施設、身体障害者更生施設、身体障害者授産施設、作業所、身体障害者就労支援センター、地域の保健所や保健センター、身体障害者福祉センターなどの施設が挙げられます。それぞれの施設が担う目的・役割が異なるため、作業療法士の仕事も働く施設によって異なり、機能訓練、日常生活動作訓練、職業訓練といった個別リハビリテーションから福祉機器・福祉用具、行政情報も含めた相談まで幅広い内容をこなします。

仕事内容

重度の身体障害を抱え、常に介護を必要とする方が入所する身体障害者療護施設では機能改善・機能維持のためのリハビリテーションや臥位姿勢・車椅子姿勢のポジショニング、基本動作訓練、日常生活動作訓練が中心となります。

身体障害者更生施設は病院退院後に、できる限り自立した日常生活を送りながらリハビリテーションを続け、在宅復帰や職業復帰を目指す入所施設です。身体障害者授産施設は、就労することを目標に就労訓練や作業訓練を行う施設です。どちらも、医療的介入が必要な病状が安定しており、ある程度自分で生活動作が行える方が対象となっているため、障害部位の機能改善、日常生活動作訓練だけではなく、就労に必要な準備練習として手指の巧緻訓練や道具を用いる作業の練習、作業を行うための装具や自助具を使用する練習、簿記・珠算・タイピングなどの事務作業、検品・梱包・組み立て・検査などの手作業、農業や園芸など利用者様の希望の就労が行えるように作業評価、作業練習を行います。作業所では、実際に企業からの下請け作業を行います。

身体障害者更生施設、授産施設で働く作業療法士は、病気や怪我で障害を負い、仕事も含めて今までの生活が送れなくなった方が、在宅に帰ってから今後どのように過ごしていくのか、今の状態でできることは何があるのか、ということを見つけるための大切な時期に関わります。障害を持った方が社会生活へ一歩を踏み出すためのサポート役を担う仕事と言えます。

地域の保健所・保健センター、身体障害者福祉センターなどは、行政機関の一つとして機能しています。在宅で生活している身体障害者の方が困っていることの相談に応じたり、身体障害者の方向けに集団での体操、ストレッチ、レクリエーション、スポーツを行ったり、健康教室の開催などを実施します。各個人の症状に応じた個別リハビリテーションを行うこともあります。相談の内容は身体の悩みから、車椅子や歩行器、在宅で使用する福祉機器や福祉用具、制度的なものまで幅広いため、作業療法の枠を飛び越えた知識や情報が必要となります。

対象となる疾患

成人脳性麻痺、脳血管障害、頭部外傷、関節リウマチ、パーキンソン病・筋萎縮性側索硬化症などの神経難病、脊髄損傷、慢性閉塞性肺疾患・肺気腫・糖尿病・心臓疾患などの内部障害、骨折・切断・外傷などの整形外科疾患などが対象となります。

一日のスケジュール例

8:30

全体ミーティング、今日のスケジュールの確認

8:45

集団体操の実施

9:00

個別リハビリ

12:00

昼食、カルテ記載、食事指導

13:00

個別リハビリ、集団レクリエーションの実施、健康教室の開催、各種相談に応じたり、装具診に参加して助言を行ったりもします。

17:00

カルテ記載、集団レクリエーションの準備、書類作成など

17:30

帰宅

ワークライフバランス

施設によって配置されている作業療法士の数は異なりますが、作業療法士数が多い施設の方が代行フォローを行いやすいため、休みやすい環境といえます。

保健センター・保健所、障害福祉センターなど行政機関の職場では一人職場となることが多く、個別リハビリテーションや相談などの業務が予約で入っている場合は休みがとりにくくなります。日・祝日は休みの施設も多く、日々の残業も病院に比べると多くはありません。

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